重症心身障害児施設では、看護師の募集を行っている。求人に関心があるならば、詳しく調べることが大切だ。
重症心身障害児施設とは、重度な知的障害とともに、体が不自由な児童が利用する施設のことである。
重症心身障害児施設に入所する理由として、自宅療養が困難なことが挙げられている。なぜなら、重症心身障害児は医療的なケアを必要とするケースが多いためだ。
自力で呼吸することが難しく、人工呼吸器などの医療機器を使用している子どももいる。ほかに、経管栄養や透析、静脈注射などが必要なケースもある。
だが、自宅で家族が医療機器を取り扱うことが不可能なことはよくある。しかし重症心身障害児施設であれば、医師や看護師などの医療従事者が在籍しているので安心だ。
さらに、重症心身障害児施設では、身体の機能訓練も行う。重症心身障害児の症状に合わせて訓練を行うので、医療従事者が一人ひとりの状態を把握しておくことが大事だ。
重症心身障害児施設に勤務する場合には、細やかなケアが求められる。
また、在宅療養をしている子どもが、重症心身障害児施設を利用することも可能だ。昼間に施設を訪れたり、ショートステイを利用することもできる。なお、重症心身障害児施設では、専門的な知識を持つ看護師が重宝される。特に、さまざまな障害者施設に勤務した経験がある看護師であれば医療機器の操作方法に慣れているため、非常に頼りにされる。求人に応募する時は、勤務経験をアピールすれば採用されやすくなる。